Published by jobcation on 04 7 月 2008
仕事の本質を意識する
毎日の仕事の中で上司やお客様から指示を受ける場合、その指示の種類はおよそ次の2つに分かれます。
1つは「仕事の目的や期限だけを指示される」というケース。
そしてもう1つは「仕事の進め方や手順まで細かく指示される」というケース。
前者は細かい方法や進め方に関する具体的な指示がないので、「やり方は自分で考えるように」と、突き放された感じを受けるかもしれません。
これに対して後者は、一見すると「部下想い」の上司に思えそうですが、果たして実際にそうなのでしょうか?
経験のない仕事に臨んだとき、きっとあなたは「具体的な指示が欲しい」と思うことでしょう。もちろん、最初から自分なりの方法でできるほど仕事は易しくないものです。
したがって、最初は方法や手順をしっかりと教わることが大切だと言えるかもしれません。
しかし、これが2回目以降も続くとなると、話は別です。
おぼろげながらでも全体像が頭に描けるような仕事の場合には、具体的な方法論は自ら考える姿勢が大切なのです。
細かく指示を受けると、確かに間違いは減るでしょう。指示を出す上司としても、とにかく言った通りにやってもらえばいいのですから気は楽かもしれません。
しかし、「言われた通りにやる」→「考えずにやる」→「よく似たことにも応用が利かない」→「結局長い目で見ると非効率…」という図式が成り立つかもしれません。見方を変えれば、「言われた通りにやる」→「考えずにやる」→「言われたことだけしかできない。」→「成長できない。」とも言えます。
早い段階から自分なりの工夫で先に進むという「試行錯誤」があってもいいのではないでしょうか。このことがあなたを大きく成長させてくれるのは間違いありません。
ただし、ここでの前提条件は期限までに余裕があることです。「試行錯誤」に時間がかかりすぎたのでは意味がなくなってしまいます。
いずれにせよ大切なのは「仕事の本質」を見失わないことです。
仕事には必ず「目的」があります。その目的を達成することが仕事の本質です。やり方にこだわるのではなく、目的を意識するのです。目的が分かりにくければ「なぜそんな指示を受けたのか」「その指示で何を達成することが求められているのか」と自問自答してみましょう。それでも分からなければ、それは指示者に確認する必要があります。わからないものをわかったふりをして、出来上がったものが指示とずれたものであれば、すべてやり直しになってしまうこともあるわけです。
また、指示する側に立ったときには、これらのことがより重要になります。場合にもよりますが、仕事の目的はしっかり伝え、その進め方は他者に任せるという指示が最も優れた指示であることが多いものです。
逆に、目的を伝えずにやり方ばかりを伝えるのは「戦略なき戦術」であり、部下を育てようという意識が薄いように思われます。